流量の単位換算
m³/h・L/min・GPM・SCFMに加え、Nm³/h(ノルマル状態:0℃・101.325kPa)・Sm³/h(スタンダード状態: 60°F・14.696psia)にも対応しています。Nm³/h・Sm³/hは実運転条件の圧力・温度によってガスの密度が 変わるため、単純な体積比では換算できません。本ツールはvan der Waals状態方程式でガスの実密度を 推定し、実運転条件と基準状態の密度比を使って換算します。
粘度の単位換算
動粘度(cSt)と動的粘度(cP・Pa·s)は物理的に異なる量(動粘度=動的粘度÷密度)のため、 両者間の換算には流体密度の入力が必須です。密度未入力のまま換算しようとするとエラーを表示します。
密度の単位換算
kg/m³とlb/ft³の相互変換に対応しています。
温度の単位換算
℃・K・℉の絶対値換算に加え、「差分ΔT」専用の換算モードを用意しています。ΔT=10℃はΔT=10Kであり 283.15Kではない、という混同はデータシート作成時に起こりやすい事故です。本ツールでは絶対値と 差分を明確に切り替えて計算します。
長さの単位換算
mm・inch・mの相互変換に対応しています(1 inch = 25.4 mm、国際ヤード・ポンド協定1959の定義値)。
容積の単位換算
m³・L・ft³・US galの相互変換に対応しています。
圧力の単位換算とゲージ⇔絶対圧
Pa・kPa・MPa・bar・psi・kgf/cm²・mmH2O・atmの相互変換に対応しています。ゲージ圧⇔絶対圧の変換では 基準大気圧(101.325kPa)を明示した上で加減算します。
よくある質問(FAQ)
Q. Nm³/hとSm³/hの違いは何ですか?
A. どちらも「基準状態に換算した体積流量」ですが、基準となる温度が異なります(Nm³/hは0℃、 Sm³/hは60°F=約15.6℃)。基準圧力はどちらも101.325kPa(標準大気圧)で共通です。
Q. 動粘度と動的粘度はどちらを使えばいいですか?
A. ポンプの仕様書等では動粘度(cSt)が使われることが多く、配管の圧力損失計算では動的粘度 (cP・Pa·s)を使う式が多いです。変換には必ず流体密度が必要です。
Q. この単位換算ツールで力・ニュートン・リットル単体の換算はできますか?
A. 力・ニュートン単体の換算、および容積以外の文脈でのリットル単体の換算は本ツールの対象外です。 計装エンジニアの実務で頻度の高い7カテゴリ(圧力・流量・粘度・密度・温度・長さ・容積)に絞っています。
※ 本ツールの計算結果は参考値です。実設計には必ず別途検証を行ってください。